コツコツとWordpressでブログを更新している方、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
基本的なプラグインは入れているけど、SEOに効くプラグインをもう少し導入したいな。
本記事では、競合サイトと差をつける内部SEO対策プラグインを紹介します。
- WordPress利用者が必ずハマる「Strongタグ多用」を解消するプラグイン
- WordPressサイトで検索上位を狙う内部SEO対策のススメ
私の場合、本記事で紹介するプラグインを導入した結果、Google Search Consoleから見た掲載順位が88位→48位と大きく上昇しました。他の要因も関係していたと思いますが、明らかにプラグイン導入による改善が見られました。


SEOはGoogleのクローラー(検索ロボット)が読み取るwebサイトを評価します。そのため、サイトの裏側、すなわちHTMLやCSSをクローラーが読み取りやすい形に最適化する必要があるのです。
Contents
WordPress利用者が必ずハマるSEOの罠から抜け出すプラグイン
まず、この事実を知らないWordpress利用者が「必ず」ハマっているSEOの罠があります。それは標準エディターのBボタン、すなわち「太字」の装飾を多用することです。
WordPress標準エディター「太字」多用がSEOとしてNGである理由
WordPress標準エディターの「太字」=Bボタンを多用することはやめましょう。
ビジュアルエディター上ではただの太字に見えますが、HTMLとしてはstrongタグが使われているからです。
strongタグは「このコンテンツは重要!」という強調を意味しています。しかしあまりにもこの強調を多用すると、Googleから「このコンテンツはスパムだ!」と判断されてしまいます。
ブログの見栄えを良くしたいがために、これまであれもこれもBボタンで「太字」にしていませんでしたか?確かに記事の太字部分のみを飛ばし読みするという人もいますし、渾身の文章を強調したくなる気持ちも分かります。
けどそれでSEOの評価が下がり誰にも見られない電子ゴミと化してしまっては、本末転倒ですよね。
Strongタグ多用を避けてSEOを改善する独自CSSの設定方法
Googleからの評価を下げずにテキストを太字にする方法があります。それはspanタグの独自CSSを使う方法です。
独自CSSを使う理由は、そのspanタグに対してGoogleは特段評価を行わないからです。
それでは、独自CSSの設定方法を紹介します。3分もあれば設定完了しますのでご安心ください。
以降の作業はサイトの設定変更を伴うのでバックアップを取得しておいてください! mixhostやエックスサーバーのレンタルサーバー側で自動バックアップが取得されていれば心配無用です。一度ご確認ください。
まず、wordpressの管理ページから[外観]→[テーマの編集]をクリックします。

表示された画面がスタイルシート(style.css)であることを確認したら、その最下部に以下のコードを貼り付けます。
[ファイルを更新]をクリックすれば、独自CSSのタグが使えるようになります。

次に、標準エディターのBボタンをstrongタグではなく独自CSSとする方法を紹介します。これを設定しておくと今後strongタグを多用する心配が無くなります。
先ほどと同様に[外観]→[テーマの編集]をクリックします。
画面右の[テーマファイル]から[テーマのための関数]を選択します。

表示されたコード内に以下のコードを貼り付けます。
[ファイルを更新]をクリックして変更を保存しましょう。
これで標準エディターのBボタンがstrongタグから独自CSSの太字に変わります。試しにお好きな記事でBボタンを使った後にテキストエディタから確認してみてください。以下のようなコードとなっていましたか?
最後にブラウザでも表示を確認してみましょう。
サイトを表示すると太字になっていない場合があります。これはブラウザ側のキャッシュが原因なので「スーパーリロード」をしてやります。
スーパーリロードの実行方法
- Windows → ctrl + shift + R
- Mac → command + shift + R
既存のStrongタグを独自CSSの太字に一括置換するプラグイン
そんな方に朗報です。“Search Regex“というプラグインでサイト内のstrongタグを独自CSSに一括置換しましょう!
strongタグを全部無くしても大丈夫なの?
問題ありません。現在、GoogleはstrongタグをSEO的に重要視していません。その一方で多用している場合にはペナルティがあります。strongタグは百害あって一利なし、なのです。
Search Regexでの一括置換方法を紹介します。まずはSearch Regexをインストールして有効化してください。
wordpress管理ページの[ツール]から[Search Regex]をクリックします。

各入力ボックスに以下のテキストをコピーして貼り付けてください。
Search pattern | /<strong>(.+?)<\/strong>/ |
---|---|
Replace pattern | <span class=”my_bold”>$1</span> |
そして全てのボックスにチェックを入れます。

[Replace]ボタンを押すと置換対象の確認画面に切り替わります。想定外の置換が発生しないことを確認したら、[Replace&Save]をクリックしてください。
以上でSearch Regexによる置換は完了しました。
これでもうあなたのWordpressサイトにstrongタグが存在することはありませんね!
WordPressサイトで検索上位を狙う内部SEO対策のススメ
HTMLのソースやサイトの内部構造の観点からwebサイトを最適化することを「内部SEO対策」と呼びます。上記で紹介した「strongタグを多用しない」というtipsは、そのほんの一部でしかありません。
内部SEO対策はボディブローのように効く
内部SEO対策の要素は200以上存在すると言われ、コツコツ改善する必要があるものの、ボディブローのようにじわじわと確実に効果が表れます。
なぜ確実に効果が表れるのか?
それは、一般的なブログ運営者は基本的なプラグインのみでSEO最適化を試みているところを、HTMLのソースやサイト内部構造の観点からGoogleのクローラーに対する配慮が行き届いていることで、他webサイトとの差別化を図れるからです。
headタグ内に不要なコードを挿入しない
(headタグ内の容量が大きいと読み込みに時間がかかるため)URL正規化によりバックリンク分散を回避する
(同じコンテンツを異なるページとして認識されることを防ぐため)
こうした細かな内部SEO対策を取ることで、競合サイトと少しずつ差を生むことができるのです。
内部SEO対策を学ぶ方法
それでは数多くある内部SEO対策について、どのように学べばよいでしょうか?
私はまず関連書籍を2~3冊ザッと読むことをオススメします。まずは知識を広く浅く得るためです。その書籍内で紹介されたポイントのうち、あなたのwebサイトで実施できていない点を深掘りして調べてみましょう。
私が特にオススメする内部SEO対策の書籍は『これからはじめるSEO内部対策の教科書|瀧内賢』です。初心者にも分かりやすい書き方がなされている一方で、使えるtipsがたくさん埋め込まれています。
リンク先の関連書籍から気になったものをさらに1,2冊ピックアップしてまとめて読んでみると良いでしょう。
今回の内容をまとめます。
- WordPress標準エディターのBボタンを使うのをやめて、独自CSSでテキストを太字にしよう
- 競合サイトと差別化を図りたいなら内部SEO対策についての知識を身につけよう