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PDCA学習のバイブル『鬼速PDCA』要点レビュー【3分解説】

鬼速PDCA

冨田和成著『鬼速PDCA』は本質的なPDCAを実践する方にとってのバイブルです。

書かれている内容は具体的で詳細であり、順序に従ってPDCAを回せば必ず結果が出るからです。

一方、具体的で詳細であるがゆえに鬼速PDCAの全体像を把握することは苦労します。

本記事は「鬼速PDCAのザックリした全体像を把握したい」という方が3分で理解できるようにまとめました。

3分で分かる鬼速PDCA

計画(Plan)は思い描くゴールから具体化する

計画は、PDCAの成果の5割を決める最重要フェーズです。以下の7stepで計画を行います。

  1. ゴールの期日を設定し、定量化、具体化する
    →「1年後、私はブログ収入35万円を頼りに会社を辞めて高知の山奥で生活している」
  2. 現状とのギャップを洗い出す
    →「現在のブログ収入は月3万円なので32万円のギャップがある」
  3. ギャップを埋める課題を3つ以上出す
    →「アフィリエイト記事を収益化できていない」etc…
  4. 課題を解決する「インパクト」「時間」「気軽さ」の観点から3つに絞る
    →「アフィリエイト記事の収益化」という課題は、インパクトがA、収益化に1年はかかる、気軽さはBだ。
  5. 各課題を定量化する
    →「アフィリエイト記事で月30万円を稼ぐ」
  6. 各課題に対する解決案を(複数)考える
    →「検索結果1位のアフィリエイト記事を3本作る」
  7. 解決案を「インパクト」「時間」「気軽さ」の観点から3つに絞る
    →「検索結果1位のアフィリエイト記事を作る」という案は、インパクトがA、1年かけて作る、気軽さはBだ。

ここで頻出用語の確認です。

定量化:一般には質的にしか表せないと考えられている事物を、数量で表そうとすること

大辞林 第三版の解説|コトバンク

ゴール到達に向けてタスクをスケジューリングしたら実行(Do)あるのみ

実行フェーズではまず解決案をDOとTODOに分解します。

  1. 解決案に必要なアクション=DOを考える
    →「検索結果1位のアフィリエイト記事を作る」には「勝てる市場調査」「キーワード選定」「記事構成の推敲」が必要だ。
  2. DOをスケジューリングしてTODOに落とし込む
    →「金融商品アフィリエイトの市場調査を毎日2時間、1週間行う」
    →「検索結果で上位を獲得できそうなキーワードを100個洗い出す」

TODOまで落とし込めたら次の検証フェーズまで実行あるのみです。

「できなかった要因」と「できた要因」を検証(Check)する

検証フェーズでは、以下項目に対して評価を行います。

  1. ゴールの達成率
     →月に1度、ゴールにどれだけ近づけたかを定量的に確認する。
  2. サブゴールの達成率
     →半週に1度、定量化した課題の数値にどれだけ近づけたか確認する。
  3. 行動計画の達成率
     →毎日or1日に数回、予定通りTODOを実行することができたかを確認する。

そして上記の達成率に対して「達成できなかった要因」と「達成できた要因を考えます。

必ずしも悪いところを直す(=改善する)ことだけではなく、いいところを伸ばす(=伸長する)ほうが全体効果が大きいこともあります。

検証結果に応じて「ゴール」「課題」「解決案/DO/TODO」を調整(Adjust)する

検証結果を踏まえて、以下項目に対して「中止」「変更」「追加」という調整を行います

  1. 「ゴール」の調整
    →「来月から家業を継ぐことになったのでブログ運営は中断する」=ゴールの中止
  2. 「課題」の調整
    →「アフィリエイト収入だけでは足りないので、アドセンス収入の増加も狙う」=課題の追加
  3. 「解決案/DO/TODO」の調整
    →「予定より3日早く100個のキーワード選定を終えたので、市場調査にかける時間を2時間から3時間に増やす」=TODOの変更

調整しているだけではPDCAは回らないので改善・伸長点を見つけたらすぐに計画・実行することが大切です。

調整には時間をかけ過ぎず、「中止」「変更」「追加」が発生したらすぐに次のフェーズへ繋げる。

まとめ

『鬼速PDCA』のPDCAプロセスにおける要点のみをザックリ紹介させていただきました。

しかし実際の著書にはPDCAをより早く回すためのコツやツールの紹介、気をつけるべき点が余すところなく書かれております。

以下引用の通り、これから多様な世界で生きていく時間の長い20~30代の方にぜひ読んでいただきたい著書です。

いまの世のなか、正解がどんどん変わる。変わる前に手を打てる先見の明があれば理想だが、それがなくても変化を察知し順応する柔軟性があるだけでも十分、価値がある。それはまさにPDCA力である。

1章 前進するフレームワークとしてのPDCA | 『鬼速PDCA』富田和成著